客先やパートナーと長い交渉をしているとお互いの主張が全くかみ合わず、膠着状態におちいって、つい興奮してしまう人も出てきます。そんな時、一番効果的な解決策は一旦休憩を入れて、お互いに頭を冷やすことです。
そんな時に有効なフレーズは Let’s have a ten-minutes break 「ちょっと10分休憩をとりましょう」、Let’s go out and get some fresh air 「ちょっと外に出て新鮮な空気をすいましょう」です。その場を離れることで、お互い別の観点から考えることができるようになり、両社が納得できる打開策が出てくることもあります。
原 一宏 について
早稲田大学理工学部卒業後、日本電気株式会社(NEC)で、30年以上にわたり、アメリカとカナダの市場向け通信機器の営業を担当。両国のマーケットで新規開拓から交渉、契約締結まで、英語で約1000億円超の商談をまとめてきた。入社2年目、初めての海外出張の際に、日本で学んだ英語はほとんど役に立たず、現地のビジネス文化や慣習を踏まえない英会話はトラブルを招くことを知る。その後、アメリカとカナダへの通算2年間、計150回以上に及ぶ出張経験と、カナダ・トロントの現地法人での6年間の勤務、300人以上との商談での交渉経験を通して英会話術を磨く。英検1級、国連英検A級、英語通訳ガイドの資格を持つ。