(2) 前おきは最小に

打ち合わせの際、日本人は、挨拶とお互いの理解を深めるためのよもやま話に時間を使いすぎる傾向があるようです。アメリカ人とビジネスをする際には、そうした前置きは最小限にとどめて、早めに本題に入る必要があります。裏を返せば、相手方のその冒頭部分が短かったからといって、素っ気なくされている、嫌われている、と思わなくてもよいです。最初から結論をいうことで、お互いの時間を有効活用することでビジネス交渉をスムーズに進めることが重要です。

原 一宏 について

早稲田大学理工学部卒業後、日本電気株式会社(NEC)で、30年以上にわたり、アメリカとカナダの市場向け通信機器の営業を担当。両国のマーケットで新規開拓から交渉、契約締結まで、英語で約1000億円超の商談をまとめてきた。入社2年目、初めての海外出張の際に、日本で学んだ英語はほとんど役に立たず、現地のビジネス文化や慣習を踏まえない英会話はトラブルを招くことを知る。その後、アメリカとカナダへの通算2年間、計150回以上に及ぶ出張経験と、カナダ・トロントの現地法人での6年間の勤務、300人以上との商談での交渉経験を通して英会話術を磨く。英検1級、国連英検A級、英語通訳ガイドの資格を持つ。
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