(3) 結論は最初に

ビジネスにおいて、日本人のプリゼンは最初に結論を言わない場合が多く、そんな時、イライラしたアメリカ人にWhat’s the bottom line !「 一体貴方は何が言いたいいんだ!」と言われることがあります。私は、まずアメリカ人との交渉の際、まず打ち合わせの機会を与えてくれたお礼を述べた後に、必ずいうお決まりの言葉があります。それはHow much time do you have today ? 「今日はどのくらい時間がありますか?」です。そして、まずは結論を言って、何故そう思うかを証明していきます。相手に時間がたくさんあることがわかっている場合でも、最初に結論を言って、論証・具体例を紹介し、最後に再び結論を述べる、この流れで打ち合わせ、交渉を行ってゆくことをおすすめします。相手の時間を最初に聞いておけば、ダラダラと話を始めて肝心の話が出来ずに強制終了となる事態を回避できます。

原 一宏 について

早稲田大学理工学部卒業後、日本電気株式会社(NEC)で、30年以上にわたり、アメリカとカナダの市場向け通信機器の営業を担当。両国のマーケットで新規開拓から交渉、契約締結まで、英語で約1000億円超の商談をまとめてきた。入社2年目、初めての海外出張の際に、日本で学んだ英語はほとんど役に立たず、現地のビジネス文化や慣習を踏まえない英会話はトラブルを招くことを知る。その後、アメリカとカナダへの通算2年間、計150回以上に及ぶ出張経験と、カナダ・トロントの現地法人での6年間の勤務、300人以上との商談での交渉経験を通して英会話術を磨く。英検1級、国連英検A級、英語通訳ガイドの資格を持つ。
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