(4) ビジネス交渉準備

色々な打ち合わせがありますが、本格的なビジネス交渉をする場合、一番重要なことはその準備です。

まず面談相手がどんな人間であるかをよく調べねばなりません。今ではLinkedIn でほとんどの方の基礎情報は事前に知ることができますからこれを取るのは基本中の基本です。また、お知り合いがいればその方から情報収集をして下さい。

その上でここは絶対に譲れないというボトムポイントについて取り決め、交渉の前に幹部の合意、参加者の間でコンセンサスをとっておく必要があります。これをしておかないと、相手の提案に押し切られてしまい、後でこんなはずではなかったということにはなりかねません。ボトムを決めておけば、キッパリとNoと言って、途中で交渉を中止することもできますし、持ち帰って再検討という選択肢も出てきます。

原 一宏 について

早稲田大学理工学部卒業後、日本電気株式会社(NEC)で、30年以上にわたり、アメリカとカナダの市場向け通信機器の営業を担当。両国のマーケットで新規開拓から交渉、契約締結まで、英語で約1000億円超の商談をまとめてきた。入社2年目、初めての海外出張の際に、日本で学んだ英語はほとんど役に立たず、現地のビジネス文化や慣習を踏まえない英会話はトラブルを招くことを知る。その後、アメリカとカナダへの通算2年間、計150回以上に及ぶ出張経験と、カナダ・トロントの現地法人での6年間の勤務、300人以上との商談での交渉経験を通して英会話術を磨く。英検1級、国連英検A級、英語通訳ガイドの資格を持つ。
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